アメリカで買ったDELL Venue 8 proのレビュー
GPSは付いてる?価格は?不満点や不具合も

Windows8.1の8インチタブレット DELL(デル) Venue 8 proを日本での発売前にアメリカで購入しましたので、実際に使用してのレビューを書いてみました。

購入価格や、GPSの有無から、実際に使った際に不満な点や不具合なども記載。
アドビイラストレーターはインストール(動作)可能か?ロゼッタストーン(オンライン英会話レッスン)のスタジオレッスンは受講できるのか?などスペック表には載っていない事を検証していますので、ご覧ください。

購入前には表記の件を含めて色々と気になったのですが、発表されているスペックだけでは情報が足りないし、大きさや重さの実感も涌かない。
しかもBEST BUYに行ってもWindowsショップに行っても、Windows8.1の8インチタブレットは1台も置いていない状況。

ついにウォルマートでDELL Venue8 proを発見したのですが、デモ機は無く、ショーケースに入ったVenue8 proを「見せて欲しい」と言っても箱を持たせてもらえただけ。
仕方なく、勢いで買ってしまったというのが実際のところです。

結果的に私にとっては満足な商品だったのだけれど、せっかく色々試したのだから、私が購入前に知りたかった情報をレビューという形で書きました。

Venue 8 Pro用キーボードと画面保護フィルムのレビューは「私がDELL Venue 8 pro 用に購入したキーボードと画面保護フィルムのレビュー」をご覧ください。

まずは外箱と箱の中身、購入モデル・価格など

DELL Venue8の外箱
DELL Venue 8 proの外箱

購入したモデルは、32GB(office付)

価格は299ドル(税抜き)

本当は64GBが欲しかったのだけれど、店頭には32GBしかなく、SIMスロットのオプションも無いタイプ。

デモ機も無かったので箱を持たせてもらえただけだったが、かなり小さくて軽い事だけは分かりました。

箱の中身は、こんな感じ

DELL Venue8 proの箱の中身
DELL Venue 8 proの箱の中身全部

充電器とケーブル、クイックスタートガイド、説明書などが入っています。

イヤホン等は付属していません。

充電器は、携帯に充分耐え得る大きさです。

まぁココまでは、他のサイトに詳しく紹介されているので、サラッと行きます。

実際の大きさや重さ・軽さ・起動時間は?GPSは?

DELL Venue 8 proは、どれだけ小さく薄く、軽くなったのか?

8インチと言っても、縦横比率で結構大きさって違いますよね?数字だけでは何かピンと来ません。

あと、起動時間も気になるところです。

なので、今回持って来ていたAndroidタブレットと比べてみました。

尚、携帯するのに便利なサイズと重さであれば、GPSが付いていると便利だと思いましたが、残念ながらGPSは付いていませんでした。(Galaxy Tab2には搭載)

実際の大きさや重さを、Android 7インチタブレット Galaxy Tab2と比較

DELL Venue8 proのサイズ

スペック表の数字だけでは実際の大きさは分からないので、Android 7インチタブレット Galaxy Tab2と比較してみました。

左がDELL Venue 8 pro、右がGalaxy Tab2です。

このGalaxy Tab2もアメリカ発売モデルですが、昨年まで日本で売られていたDocomoのGalaxy Tab7.0 Plusと寸法・重量は、ほぼ同じです。

DELL Venue8 proの薄さ比較

左がDELL Venue 8 pro、右がGalaxy Tab2です。

Galaxy Tab2は淵の部分が薄いのですが、厚さ自体は同じ位です。

重さに関しては、スペック上はVenue8 proの方が50グラム位重いはずですが、意外な事に実感としては軽く感じます。
とても不思議なのですが、重量バランスが良くて大きいと、軽く感じるのでしょうか?あくまで私個人の感想ですが・・・。

ともあれ、日本でacer(エイサー)のIconia W3のデモ機を持った瞬間に「重くて無理」と思って断念したので、この軽さには驚きでした。

DELL Venue8 proの重さ

日本に帰ってから、実際に重さを計ってみたら、393グラムでした。
(Galaxy Tab2は345グラムでした。)

画面保護フィルムを貼った後の計測なので、概ね390グラムという感じでしょうか。
メーカー公表値の395gよりも若干軽いです(私のスケールが正確ならば・・・。)

起動時間を、Android 7インチタブレット Galaxy Tab2と比較

電源ボタンを押してから、パスワード入力画面が出るまでの時間を比較してみました。

AndroidのGalaxy Tab2が約30秒なのに対し、DELL Venue 8 proは約15秒でした。

もちろん、どちらもスリープ状態からの復帰は“即時”です。

Androidは通常電源を切らないので、比較にどれだけ意味があるのか我ながら疑問ですが、Windowsの起動が15秒というは早いのではないでしょうか?(今どき当然?)

このGalaxy Tab2もアメリカ発売モデルですが、昨年まで日本で売られていたDocomoのGalaxy Tab7.0 Plusと寸法・重量は、ほぼ同じです。

Venue 8 proで、アドビのイラストレーターは使えるか?

私は、時々アドビのイラストレーター(CS3)を使っているので、これがインストール出来ると海外でも利用出来て非常に助かるのです。

CS3は結構前のバージョンですし、当然サポートも終了しているので、この情報がどれだけの方の役に立つのか不明ですが、実際に検証したので、その顛末を書いてみます。

アドビのイラストレーター(CS3)をインストール

DELL Venue8 proへのイラストレーターCS3インストール

イラストレーターCS3のインストールが問題無く終了し、CS3のシリアルナンバーを入力後に出た画面に絶句!

実は私のイラストレーターCS3は、以前使っていたイラストレーター10からアップグレード購入したものなので、イラストレーター10のシリアルナンバーが必要・・・でも所在不明。

帰国後ようやくパッケージを発見して、無事インストール完了!

今のところ動作にも問題はなく、ソフトの起動はWindows7よりも少し早いです。実際にメモリを多く消耗する作業をした際に、きちんと動くかどうかは不明ですが、チョットした修正や変更は可能なので満足です。

Venue 8 proで、ロゼッタストーンのスタジオレッスンは受講できるか?

私は現在、ロゼッタストーンという英会話レッスンを受講しているます。
その中にスタジオレッスンというオンラインのグループレッスンがあり、ipad以外はタブレットに対応していないのです。

Windowsユーザーの私が海外で、ロゼッタストーンのスタジオレッスンを受けたければ、ノートPCを持って行かなければならず、かなりの負担だったのですが、タブレットで受講出来るとなればメリットが大きいのです。

ロゼッタストーンのスタジオレッスンを実際に受講

DELL Venue8 proでロゼッタストーンのスタジオレッスンを受講

結論から言うと、ロゼッタストーンのスタジオレッスンは受講出来ましたし、予約も取れました。

しかし、今まで8レッスンほど受けましたが、1回だけレッスン途中でブラウザが落ちました。

再度ログインし直して、再び受講することが出来ましたし、それ一回きりのトラブルでしたので何とも言えませんが、今のところ私的には満足なレベルです。

バッテリーの持ちはどうか?

DELL Venue8 proのバッテリーの持ち

バッテリーの持ちについては、使用状況で大きく異なるので明確な回答は出来ません。

しかし、目安としてお伝えすると、私が現在使っているWindows7のノートは、イラストレーターやエクセルを使った通常のデスクワークで約4時間バッテリーが持ちます。

そのPCで、ロゼッタストーンのスタジオレッスンを受けると、1回(25分)につき20%バッテリーを消費します。(ロゼッタストーンのスタジオレッスンは電力消費が非常に多いのです。)

しかし、満充電のVenue 8 proでロゼッタストーンのスタジオレッスンを2回(50分)受けた後のバッテリー残量は83%でした。

私の使用状況だと、PCの倍の8時間位はバッテリーが持つ計算になります。(メーカー公表値も8時間)

Venue 8 proのデータ容量と海外モデルの日本語入力(日本語化)

今回の内容は、これから日本で発売されるDELL Venue 8 proを購入検討中の方の参考になればと思って書いているので、あまり参考にならないかも知れませんが、一応以下の情報も記載しました。(せっかく実際にやってみたので)

上記のとおり、私は32GBのモデルしか選択の余地が無かったのですが、実用に耐え得る容量なのでしょうか?(日本発売は64GBのみ)

また、アメリカ発売モデルは日本語入力(日本語化)は可能なのでしょうか?

実際に使用可能データ量は?

DELL Venue8 proの使用可能なデータ量

使用可能な総データ量を確認すると、32GB中22.3GBとなっています。

購入直後に確認した時は、既に約11GBが使用中で。実際に利用可能だったのは約11GB。

それにイラストレーター(約1.4GB)とエバーノート、G-mailのアプリ等を入れると、残りは7.56GBになってしまいました。

私はクラウドを中心に利用するサブ機なので何とかなりそうですが、メインとして使うには少々無理があります。

でも、日本で12月30日に発売されるモデルは64GBモデルのみの様なので、32GBのSDカードを併用すれば、メイン機として使用が可能な方も多いかも知れませんね。

Venue 8 proの日本語入力(日本語化)について

日本語化に関しては、PCの設定からランゲージを日本語に換えるだけです。

その後、同じ場所にある言語パックをインストールして再起動すると、日本語入力(日本語化)が完了します。(所要時間15分ほど)

日本版を見ていないので何とも言えませんが、所々簡単な英語表記が混じっているのは、そういう仕様なのか日本語化しきれていないのか不明です。でも、使用に何ら不便はありません。

以上がDELL Venue 8 proを、私が購入する前に知りたかった事の一通りのまとめです。

どなたかの、購入前の情報収集のお役に立てると嬉しいです。

Venue 8 Pro用キーボードと画面保護フィルムのレビューをご覧になりたい方は「私がDELL Venue 8 pro 用に購入したキーボードと画面保護フィルムのレビュー」に掲載しています。

<追記>Venue 8 proのレビューの続き(主に不具合や不満な部分)

実際に使い始めてみると、色々と不具合や不便な部分が見えて来ます。

出立てのWindows8.1 8インチタブレットの購入ですから、ある程度は覚悟していましたので私的には“楽しめるレベル”なのですが、レビューなので一応。

起動時に画面が真っ黒になって焦る

Venue 8 proは、基本は ‘縦置き’ らしく、起動時に現れるDELLマークは縦向きに表示されます。

そのせいなのかどうかは分かりませんが ‘横置き’ で起動すると、結構な頻度(2回に1回位)で不具合が起きます。
パスワード入力後にEnterを押すと、バックライト点灯状態で画面がブラックアウトしたままになるのです。

電源ボタンを2回押すと、最初に電源を入れた時の画面に戻りますし、画面をスワイプすれば、再度パスワードに入力することなくスタート画面に行けるので、大した問題ではないのですが、最初はチョット焦りました。

尚、‘縦置き’ で起動すると、この不具合は起こりません。

<追記>この不具合は、購入して2ヶ月目位から出なくなりました。
ファームウェアのアップデートによって解消されたのか、単に初期の不具合だったのかは不明ですが・・・。

<追記>起動時にフリーズして焦る

Venue 8 proを購入後、だいたい1ヶ月に1度位起こる起動時の不具合がありますので、その状態と対処の方法を記載します。

通常、起動時にはDELLのロゴが出た後に画像が表示され、時刻も出ます。
しかし、稀にこの画像が出た状態でフリーズするのです。(この際、時計は表示されず。)

この状態になると、どのボタンを押そうがどこをタップしようが全く反応しません。

焦って色々と試行錯誤した結果「電源ボタン超長押し」で解決しました。
通常であれば、再起動するであろう時間よりもかなり長く(30秒位)押すと再起動します。(私の場合は)

余談ですが、なぜ私がここまで “焦る” のかと言えば「アメリカで買った為、日本で修理を受け付けてくれる保証がない」からです。

iPad等のアップル製品だと問題ないのですが・・・しかも私のVenue 8 proは日本未発売の32GBモデルですし・・・。

Evernoteを使うには工夫が必要

通常のWindows PC版のEvernoteをインストールすると、さすがに8インチの画面では文字が小さくて満足に使えませんでした。

そこで、WindowsにあったEvernote Touchというアプリをインストールしてみました。

早速Evernote Touchを使ってみると、画面表示も見やすくてシンプルですし、マルチタッチで画面の拡大縮小が可能なので、画面が小さくても問題なく快適に使えます。

しかし・・・何故かsyncボタンが無く、頻繁に自動でデータ更新をするのですが、その更新の都度、画面のトップにカーソルが移動してしまうので煩わしい事この上ないです。

対策として、私はWi-Fiをオフにして利用する事で問題なく使用出来ていますが、少し面倒なので、早めに改善して欲しいです。

ディスプレイの「自動明るさ調整機能」に不具合?

Venue 8 proは、購入時にはディスプレイの「自動明るさ調整機能」がONになっています。

しかし、この機能は何だか調子が悪い様で、基本的に暗いんです。
更に、いきなり暗くなったまま戻らなかったり、とにかく不安定。

でも、この「自動明るさ調整機能」をOFFにして、ディスプレイの明るさを自分で調節すれば、見違えます。

念の為、設定変更手順を記載しておきます。

スタート画面の右のチャームを表示して「設定」→「PC設定」→「PCとデバイス」→「電源とスリープ」と開いて行き、「画面の明るさを自動的に調節する」のスライダーをオフにします。

再び、スタート画面の右のチャームを表示して「設定」の下の方にある「ディスプレイ」をタップして、画面をお好みの明るさに変更したら完了です。

拡大鏡は使いづらい

Venue 8 proは、画面が8インチとPCとしては小さいので「拡大鏡」という機能が付いています。

文字通り、クリックすると画面を拡大表示してくれて、倍率も調節できるのですが、コレを起動すると画面上部の左右にデカデカと+と-の表示が出て、その表示の下に隠れたキー(例えば戻るボタン)が押せないのです。

私は使わない事にしたので良いのですが、出来れば使える状態に改善して欲しいです。

このWebサイトは StyleNote5 で制作しています。

サブコンテンツ

このページの先頭へ